吐き気をこらえて、ステイしろ!

吐き気をこらえて、ステイしろ!_c0030645_2154295.jpg台湾で何回もトライしているのに、どうにも馴染めないものにビンロウがある
檳榔(ビンロウ)の実には覚醒作用があるそうで、台湾から東南アジア、インドまでかなり広い範囲で噛んで使用される嗜好品というかドラッグの1種だ
噛むと真っ赤な唾液がでてくるし、苦味というかスゴイえぐみがある
とてもじゃないが、覚醒して気持ちよくなるまでなんて、持ちこたえられないのよ~!(T_T)

バスの運転手なんかはビンロウを噛みながら平然と運転している
つばも吐かないけど飲んでしまうんだろか???

吐き気をこらえて、ステイしろ!_c0030645_2211304.jpgビンロウ1箱25個入り 100元(約350円)
これはビンロウの実だけのようだが、アジア各国ではビンロウとキンマの葉、石灰が組み合わされて使われる
もうひとつ不思議なのはビンロウの売り方、郊外の道路沿いには、緑やピンクのドギツイネオンで飾ったビンロウ屋がいっぱい!しかも、超ミニの衣装を着た女の子が店番してるのよ(*_*;
あれは、単なる客寄せか、それとも風俗も兼ねてるのか・・・・???

吐き気をこらえて、ステイしろ!_c0030645_2221030.jpg台湾では男の嗜好品であるのに対し、ベトナムでは高齢の女性がたしなむものだそうで、男はほとんどやらないという
ベトナムのヴィンロン市場で買ったビンロウを噛んでいたら、耐え切れず「うげ~っ!!」となってしまい、シンカフェのツアーガイド氏に、すごい笑われた(^_^;)

←ヴィンロン市場のビンロウ売りのおじさん、噛むのは女性で売り手は男、台湾と反対だ
ビンロウをキンマの葉に包む

インドではむろん男の習慣、売り手も男だ
インドではむしろキンマの葉の方が中心で葉っぱに石灰とべテルナッツ(これがビンロウの乾燥したものだと思われ)を入れる方式だったようだ
Tracked from Kesayangan! at 2005-04-07 17:50
タイトル : ビンロウセット
タイ バンコクにて kimcafeさんのところで台湾のビンロウの紹介をしていたので、 こちらでは東南アジアのビンロウの紹介を。 ビンロウに関する詳しい解説は、kimcafeさんのところで読んで下され(笑) kimcafeさんによると、台湾はビンロウの実だけで売っているようだけど、 東南アジアはキンマの葉っぱと石灰を一緒に噛むのが一般的。 ビンロウを売っていればたいがい同じ店でキンマと石灰も売っている。 私も、勉強のために一度くらいはチャレンジを… と思うんだけど、どうも手が...... more
Tracked from ポンポコ研究所 at 2005-10-30 23:09
タイトル : コーン
といっても、とうもろこしではないポン ミャンマーで噛み噛みする嗜好品のことポン タイでも売られているポンし(carambolaさんのビンロウセット)、台湾でも売られている(吐き気をこらえて、ステイしろ!)ポン ミャンマーでは、どこに行っても噛み噛みされているコーンポンが、ビルマ語的に発音すれば「クゥーン」ポンで、これはキンマのことポン この葉っぱに、「クゥーンティー」というビンロウ椰子を乾燥させたものや、石灰、丁子等々の香辛料を乗せてくるんで口の中に放り込むポン 狸田も大...... more
Commented by carambola at 2005-04-05 22:44
おっと、ナイスタイミング!
ビンロウとキンマの葉、石灰のセットを
近いうちにアップしようと思って写真を準備してあったんですよ!
その時にはTBしますね。

私も売っているところはよく見かけますが、残念ながら
未だ試したことはナシ。というか、なんか怖くて(笑)。
一度くらいはやってみるべきなのでしょうが。
Commented by fivemonthday at 2005-04-05 23:07
私も試したことないですねー。中正機場から台北へ向かう道沿い辺りとか、お色気ムンムンロードがありますよね。一応客寄せ目的のみだそうですよ。(でも怪しいですよね)
他の国では男女逆なんですねー、おどろきおどろき!
Commented by kimcafe at 2005-04-05 23:09
試すときは、汚れてもいい服装で・・・(^^ゞ
おえっ!となって赤い唾を吐くときに、服が汚れる可能性あり
正しい噛み方はベトナムのおばあさんに聞くべし・・・だな
Commented by kimcafe at 2005-04-05 23:15
>お色気ムンムンロード
そこそこ、ホントに客寄せだけなのか確かめてみたい
・・・純粋な学問的探究心(^^ゞ
かわいい男の子に売らせて女性客集めるってのは?
Commented by むむむ at 2005-04-05 23:50 x
入院、手術だとか。くれぐれもお大事に。早い回復を祈念申し上げます。台湾に15年前に訪れたときに初めて噛んでみました。そして、台湾の人曰く。年寄りや地方の人の噛むものであんなのは野蛮だよと。しかし5年前に訪れたときにはビンロウ売りは町中でも確実に増えていました。タクシー運転手などは疲れを忘れるために噛むのだよと言っていました。そして、台湾中部では、かつて果物畑だったところが、ことごとくビンロウヤシとキンマの畑に変わっていました。台湾中部地震の被害もビンロウヤシ畑にしたために、地滑りを起こしやすくなったのではないかと考えています。台湾の農業統計には表れていませんが、ビンロウジュも農業だとすると、おそらくナンバーワンではないかと思えるほどすさまじいものです。収穫できない時期には価格が高騰するので、一儲けをたくらみ、ビンロウジュの貯蔵法を開発して欲しいと依頼を受けたほどです。ビンロウジュはソフトドラッグといえるかどうか微妙ですが、台湾ではと士の若い人には蔑視されているものの深くしっかりと根を張っています。
Commented by むむむ at 2005-04-06 00:08 x
ベトナムでもよく利用しています。ハノイの市場に行った時、ビンロウジュの果実の一つ一つに寿のシールを貼っていたので聞いてみると、結婚式のお祝いにするのだと答えていました。
ビンロウジュは熱帯アジアを中心に古い歴史文化があります。インドネシアでもはずれに行くとよく見かけますが、早期に導入されたときには、空腹を忘れるために噛み始めたのだと言われています。悲しい話です。
パプア・ニューギニアではピジンビア(パプアのビール)と呼ばれるほど一般的で、老若男女、貴賤を問わず噛んでいます。生活になくてはならないもので、ビンロウジュが穫れない高地には人間を差し置いてセスナで運んでいるほどです。歯が無くて噛めない老人が、ココヤシの殻の中にビンロウジュとキンマとライムを入れてすりつぶしながらすすっていました。すごい執念です。友達が来日したとき、入手できなくて困っていました。習慣性はないようですが、歯は痛んできます。いくつかの品種があります。アレカ カテチュウを噛むベテルチューイングはタバコ文化と同じような文化と考えて良さそうです。
Commented by kimcafe at 2005-04-06 00:27
むむむさん
ご心配いただきありがとうございます。
台湾におけるビンロウの流行り廃りは、民俗的にみると面白いです
ね。過去の野蛮な風習とみなされていたものが、再び興隆する、
風俗っぽいビンロウ屋も割りと最近の流行ですよね。
ただし、この流行が単にビンロウの習慣性・依存性によるものだと
したらつまらないですけれど・・・
いわゆるアメリカナイズというかグローバリゼイションの流れの中
で否定されてきた文化や習慣が復活しつつあるような予感がします。
例えば、タイの昆虫食や韓国の犬食などなど、カッコ悪い過去の
風習から、新しい流行へ変わりつつあるような気がします。
刺身や鮨だって、場合によったら「魚を生で食べる野蛮で不衛生な
風習」として否定されたかも知れないと思います。
Commented by むむむ at 2005-04-06 00:53 x
くどくて申し訳ありません。
>アメリカナイズというかグローバライゼイションの流れ
このフレーズ、たぶん私の方が人生経験は貧弱だと思いますが、大変失礼ながら、とても気に入っています。気に入っていると言うより考え方に共感させられます。NGOなどで小さな村を訪れているのですが、おっしゃるような視点がないと村には入れません。村にはいると学ぶことがいっぱいです。
今あるものを大切にしたいし、尊重し、理解したいですね。
Commented by kimcafe at 2005-04-06 08:37
むむむさん
>今あるものを大切にしたいし、尊重し、理解したいですね。
同感です。
生活や習慣などが変わっていくのは仕方の無いことというか、
当然だけど、他からの影響でなく、当事者が自ら選択して変
わっていけることが重要ですよね。
私なんか「ああ、変わらないで・・・」とか思うことあるけど、これ
も勝手な押し付けですな・・・。
Commented by tanukidaponta at 2005-10-30 23:11
狸田も、ミャンマーを書いたポンで、トラックバックさせてもらったポン
Commented by kimcafe at 2005-10-31 19:45
ポン太さん
ミャンマーね、私はインド式をちっと仕入れましたぜ
世界ビンロウコレクションですな(^^ゞ
by kimcafe | 2005-04-05 22:36 | 台湾 Taiwan (53) | Trackback(2) | Comments(11)

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