新橋演舞場7月大歌舞伎にて篝火
2011年 07月 03日
6月にはコクーン歌舞伎で盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)、続いて国立劇場にて義経千本桜 河連法眼館の場(よしつねせんぼんざくら かわつらほうがんのば)、そうれぞれ面白かったでございます
そして今日は7月大歌舞伎で勧進帳を見てまいりました
このチケットは海老蔵復帰とあって一般発売後10分で売り切れたというプラチナチケットでございますぞ(^^ゞ
☆☆trintrinさん、とってもいいひと☆☆
・・・・以下実況・・・・
富樫(=海老蔵)「勧進帳聴聞の上は、疑いはあるべからず。さりながら、ことのついでに問い申さん。世に仏徒の姿、さまざまあり、申すに山伏はいかめしき姿にて仏門修行はいぶかしし。これにもいわれあるやいかに」
弁慶(=團十郎)「おお、その来由いと易し。それ修験の法といっぱ、胎蔵、金剛の両部を旨とし、嶮山悪所を踏み開き、世に害をなす悪獣毒蛇を退治して、現世愛民の慈愍を垂れ
あるいは難行苦行の効を積み、悪霊亡魂を成仏得脱させ、日月清明、天下泰平の祈祷を修す。かるがゆえに、内には慈悲の徳をおさめ、表に降魔の相を顕し、悪鬼外道を威服せり。これ神仏の両部にして、百八の数珠に仏道の利益を顕す。」
私、勧進帳は初めてでございますが、この部分は図書館で借りた歌舞伎名台詞というCDに入っていたので、通勤電車でよく聞いていたのでございます
でも、改めて書いてみると難しい文句でございますねえ(^^ゞ
さてさて、今日のお昼は演舞場2階の雪月花という食堂で予約しておいた篝火5000円!でございますよ、おっほん(^^ゞ
電話で予約する時にですね「篝火:かがりび」の読みに自信がなく、「5000円のをお願いします」といってしまったのが悔やまれます
予約係の方が「かなり豪華ですよ」と言っていた通りです、写真からはみ出して、鱧の吸い物、ご飯、漬物もございます
しかし、幕間が35分しかありませんのでけっこう忙しいのでございますよ
今日は最初に義経千本桜の鳥居前、幕間25分、勧進帳、幕間35分、楊貴妃という構成になっております
なんで昼食用の幕間を50分にして短い幕間を10分にしないのか?
長い幕間を置くことでお土産の売り上げをのばそうという作戦でないかと思っております
事実、私も新橋演舞場名物アイス小倉モナカ300円というのを危うく買うところでしたもん(^^ゞ
←海老蔵のしゃっちょこ立ちを隠し撮り
・・・・以下実況再会・・・・
富樫(=海老蔵)「してまた袈裟衣を身にまとい、仏徒の形にありながら、額にいただく兜巾はいかに」
弁慶(=團十郎)「すなわち兜巾篠懸は武士の甲冑に等しく、腰には弥陀の利剣を帯し、手には釈迦の金剛杖にて、大地を突いて踏み開き、高山絶所を縦横せり」
うー、やっぱ難しいですね(^^ゞ
新橋で 待ってましたと 海老を食べ
色恋も 芸の肥やしか 海老衣
スキャンダル 衣に付けて 海老フライ
弁慶の 酒飲む椀に ごくりかな
海老蔵はん、きばって御修行しなはれや
新橋演舞場2F食堂 雪月花(せつげっか)
【予告】
7日夜より、マレーシア・南インドに行ってきます(^o^)丿
主な目的は、南インドの人気神ムルガンの聖地パラニ
元フランス植民地のポンディシェリーでインド風フランス料理
マハーパリプラムで岩壁彫刻とシーフード
南インドの軽食ティファンとバナナリーフカレー食べつくし(^^)v
ムルガン神については下を参照ください