仮名手本忠臣蔵、判官の切腹前に牛肉弁当を食べる
2012年 04月 09日
昨夜に引き続き、仮名手本忠臣蔵でございます
本日の語りは勘平でなく、kimcafeに戻ったでございます(^^ゞ
歌舞伎見物には、外人さんもよく来ておりますが、忠臣蔵を見てどう思うでしょうね
特に腹切りがどう映るか興味深々なところでございます
忠臣蔵、四段目では殿中で刃傷に及んだ塩谷判官(えんやはんがん)に使者が訪れ、「国取り潰しの上切腹申し付けるものなり・・」という上意を伝えるのでございます
切腹、すなわち自殺刑でございますな
しかも、早速その場に切腹の座を設え、白の死に装束で、検死の使者や部下の武士たちが見守る中で自分の腹に短刀を突き立てるんですから・・・こんな慣習が他国にあるんでしょうか?
立派に腹をかっ捌いて死ねばよし、みっともない振舞いをすれば末代までの名折れ・・・という世界ですから外人でなくとも現代の日本人にも理解を越えた感情と言わねばなりますまい
でも、私の父親の世代まではこんな感覚が日本に残っていたと思われます
そうそう、太平洋戦争での戦い
死を覚悟した万歳突撃とか、神風特別攻撃隊とか、孤島での玉砕とかがそれでしょう
日本武士道の最後の発露であったと思わざるをえません
それに比べて今の日本人の情けないあり様はなんでしょうか・・・(ーー;)
・・・は置いといて、四段目がその判官腹切の場です
従って、その前の幕間が35分あり、昼食タイムとなっております
だって、切腹の場をたっぷり見た後で「あー面白かった、ご飯にしましょう♪」とはなりませんものねえ(^^ゞ
本日は渋谷東横名店街の浅草今半にて購入した牛肉弁当1050円でございます
これ定番のお弁当ですよね、私も何度となく食べたことはあるんですが、久しぶりに食べてみると、意外に薄い肉であり、柔らかい肉であり、美味しいんでございます(^_^)
さて、これから四段目の判官切腹、勘平おかるの道行、午後の部で五段目の猪登場、六段目の勘平の腹切り、九段目の祇園一力茶屋、そして十一段目が討ち入りと、まだまだ永い道のりです
そういえば、仇の高師直を討ちとってちょん切った首を布で包んでお殿様の墓に捧げるってんですから、それも凄い感覚ですねえ(^^ゞ
左は吉良邸跡本所松坂公園の首洗い井戸
浅草今半東横のれん街店 渋谷東横百貨店内
本日のおまけは新橋演舞場にて販売の忠臣蔵関連お土産です(食べ物系のみ)
こちらは赤穂の塩味饅頭
忠臣蔵チョコレート
獅童が演ずる斧定九郎を描いたお酒
こちらも忠臣蔵というお酒
四段判官切腹、七段祇園一力など忠臣蔵の各段の名が付いた菓子
十二段味こよみ
これはなんと切腹最中!(^^ゞ
切腹して内臓がはみ出したシーンを餡子で再現したものでしょう(^^ゞ
お詫びの印として人気ナンバーワンの菓子だとか
2個入り380円というのもあったので、買おうか真剣に迷いましたが先日、血糖値が高いと言われたのを思い出し我慢しました・・・(^_^;)
これもすごい、義士羊羹でござる
四十七士入りを買うとなんと11,000円ですよん!(*_*;