実録!ユダヤ教食、コーシャミールは2度食べろ
2014年 02月 26日
WIKIによればカシュルート(ヘブライ語: כַּשְׁרוּת, ラテン文字転写: Kashrut (Kashruth))だそうです
またの名が、コーシェール、コシェル、コーシェル、コーシャ、カシェルだと・・・
要するに旧約聖書に従ったユダヤ教の食事既定だそうです
前回、コーシャミールの機内食を食べて以来、コーシャミールで検索して来る方が多いんですよね
秘かにコーシャミールKOSHER MEALの機内食が人気なんでしょうか?(^^ゞ
そこで本ブログはコーシャミール機内食の№1を目指してANA台北便で再度挑戦してまいりましたぞ!(^o^)丿
例によって事前確認されシールが貼られます
次に例によってコーシャミールの箱が運ばれてきます
ANAのお姉さんに促され箱からプラスチックのケースに入ったミールを取り出し、さらに袋とシールを破ります
片方でいいんかいな?と思ったんですが、いいみたいです
慣れないとこの辺でどぎまぎしますから気を付けてね(^^ゞ
しばらくしたら、またスッチーのお姉さんが来て「これも破いてください」というんです
そこで銀紙に包まれたお皿、多分メインのはいったビニール袋を破いて中を取り出します
やがてやってきた私のコーシャミールですが、まずはシールをチェックします
片側は破れ、片側はそのまま・・・よっしゃですね(^^ゞ
さっき、お姉さんが「料理を温める時、触れてもいいですか?」と聞いていたんですが、「ダメ」と言ったらどうなっていたんでしょうか・・? 気になる(^^ゞ
銀紙の皿の部分だけ熱々です
この皿が2回目に開けた袋に入ってたのでしょうね
しかし不思議な機内食容器ですね~!?(^_^;)
全体にプラの蓋が付いていて熱々のお皿だけは蓋の外側の凹の部分にあるんです
ここで問題発生です!
画像では見にくいですが、その凹の部分に料理から漏れたスープが溜まっちゃってるんです
そしてプラスチックの蓋は後ろ側が繋がっている構造です
つまり、蓋を開けて後ろに倒して、銀紙皿を他の皿と同じトレイ部分に並べようとすると、スープがこぼれて、あっちっちとなること必定なんです(^_^;)
お姉さんに訴えます
「すみませーん、ここにスープが貯まっているでしょ、そして蓋は後が取れないので開けるとこぼれるんですが・・・」
するとお姉さん「申し訳ございません、それでは紙ナプキンを持ってまいります」
ぬぬぬ、この辺のおもてなし精神はさすがANAでございましょう(^^ゞ
ようやく銀紙のお皿は定位置に付くことができました
さーて、いただきましょう・・・と思ったらまたまた問題発生です
というのはまた蓋なんです
蓋の後が繋がってますから外せない、後ろに180度回すこともできない構造です
狭い機内のテーブルだと後ろに傾けることもできないですから、前に蓋が倒れて来るんだよな~(^_^;)
どうやって食べればいいのだろう
おもてなし精神でいっぱいのお姉さんも忙しそうです
しかたねー自己解決しよっと
ということでシールで蓋を前の座席の背に止めてみました
2回ほど蓋が落っこちてきましたが・・・まあ、解決ですわ(^^ゞ
前のスープの問題は料理によったらスープが出ない場合もあるかも知れませんが、この蓋が取れない、後ろに倒れない問題はすべてのコーシャミールを食べるひとに影響するんじゃないでしょうかね
どうか改善をお願いしますよ!ANAさん(^o^)丿
続いて飲み物のサービスがあったんですが、コーシャミールのケースが大きいのと蓋がじゃまで椅子の裏のコップ立てが使えないのでコップの置き場がないんです
仕方なく水とコーヒーカップをデザートの上に移してジュースの場所を確保しました
ふうふう、ここまでで大分時間が過ぎ、隣のノーマルの食事の方はもう食べ終わりそうですよ(^^ゞ
で、こちらが本日のコーシャミールメニューです
メインはサーモン、それにポテトと野菜ですね
味は、うーん薄いです、その割には脂肪が多そうで怖いです(^_^;)
グレープフルーツのサラダは嬉しいですね、あとはチョコレートケーキに缶詰フルーツ(?)
あと、クラッカーの袋が硬くて開けられないよー!コーシャミールは疲れます(^^ゞ
台北―羽田 ANA NH1188
で、帰りの便もコーシャミールです
今度は封印切りの時に、「この蓋が取れないので食べられないんですよ~」とお姉さんに話しておきます
どうしたらいいか?というので「蓋を切ってしまうか、テープで止めて」と頼むと、「では蓋を切ってまいります」とのこと・・いままで誰もコーシャミールを頼んだひとはいなかったのだろうか?
で、今回は極めて普通にコーシャの機内食が届きました
あー楽だわい(^^)v
しかし、クラッカーの袋が破けないという問題は残っていましたね
うーん、やっぱり何度引っ張ってもダメです、硬すぎる~(^_^;)
さーて、再度、お姉さんを煩わせようかとも思いましたが、思いついてプラのフォークを突き刺してみると、見事破れました
またまた自己解決しちゃいました(^^ゞ
あれれー!?帰りのメインもサーモンですよ
見た目はポテトが米に変わっただけでほぼ同じ・・・(^_^;)
味もおんなじです
グレープフルーツ同じ、チョコレートケーキ同じ、缶詰フルーツも同じ・・・
4つ足の獣のうち蹄が全く分かれ、反芻をするものは食べてもよい・・んでしたよね、あー帰りは肉にして欲しかった
またまた、味のないそれでいて脂肪っぽいサーモンをいただきます
トマトケチャップを付けてみると、うーむ、ケチャップというより杏ジャムみたいな色合いですよ
でも、付けると幾分美味しくなりました
思うに航空会社にとってもコーシャミールを用意しておくって大変ですので、専門メーカーの冷凍品を準備しておくんでしょう
このコーシャミールのメーカーはHERMOLISという会社ですが、いくらなんでも肉料理もあるんだろうに・・・
さて、バターとクリームですが、両方ともコーシャのようです
そして準植物性!
バター風はバター風味のサンフラワースプレッド、ミルク風にもミルクは一切使われておりません
というのは聖書に肉と乳を一緒に摂ってはいけないのだそうです(出エジプト記23章19節「子やぎをその母の乳で煮てはならない」から)
もうひとつ不思議だったのがこの水です
蓋を開けると氷が残っています
実は行きの便もこんな感じだったんです
冷凍のミールのこと、銀紙のメインディッシュはチン、それ以外の部分は自然解凍でしょう
ケーキやパンが凍っておらず、ちょうどよく解凍するためには、「HERMOLISのコーシャミールは提供の75分前に冷蔵庫に移すこと」なんてマニュアルがあるんでしょうか?そうだとするとすごいおもてなしですね(^^ゞ
次はジャイナ教徒用ミールでお願いします。
肉類を出さない場合、乳製品のことを気にしなくて良いのでラクという利点があります。
アメリカ出発の便は地元のケータラー提供なので、最初のメインの食事でチキンなど肉類が出ます。従って中間食は乳製品を排除したものが出てきます。最後がオムレツなのは同じです。
詳しい解説ありがとうございます
肉類と乳製品を一緒にとってはダメ・・・なかなか厳しいですね
機内食で見る限りコーシャミールがもっとも厳格な気がしますね
やはりこの容器でしたか?
どうみてもこれは欠陥ですよね(^^ゞ
飲み物やおつまみも多分そうだと思われますが・・・
今度、トルコ航空に乗るのでもう一度コーシャミールに挑戦しようかと
思っております