妹背山と玉製家のおはぎ
2016年 04月 24日
JETSTARの3時間遅れで大阪に到着した日のことです
関西空港から南海なんばに直行し、日本橋のおはぎの名店と呼ばれる玉製家に駆けつけました
あっあれか!?
噂通りにおはぎという看板の下に行列ができています
間違いございませんね(^^ゞ
すごい暑い日でした
折りたたみ傘を出して日よけにしますが、ジーンズに当る陽光が暑いんですわ(^^ゞ
それにしても、もう20分も待っているのに一向に列が進みません
おはぎを単に売るだけのことでしょ?なんでこんなに時間がかかるのか理解に苦しみますが・・・(^_^;)
しかし、一般に甘いものは女子の食べ物なんていわれますが、並んでいるのは女子ばかりではございませんよ
若いサラリーマン風に私以外のおじさんもしっかり並んでいます
それに海外にも名が知れているんでしょうか?アジア系外国人の女の子もいました
待つこと40分でいよいよ次に中に入れるところまでやってまいりました(^^)v
そこでわかりました
中のお客が1名終わってでると、次の客が1名(限定です、二人で来た場合は1人は外で待つ)注文をして中の椅子に掛けて待つんです
中には4人が座れて出来上がりを待っている・・・というシステムだったんです・・・(^_^;)
おはぎの種類は3種、粒餡と漉し餡と黄な粉です
6個入り、8個入りなどサイズがありますが、2種類を選んで詰めてもらうことができます
kimcafeはなにを隠そう、親の代からの餡子好きなんでございます(^^ゞ
しかも、絶対に粒餡、小倉餡、つぶし餡LOVEなんです
なんの迷いもなく、粒餡だけで6個907円を注文いたしました
中の椅子で待っているといろいろ分かります
上品で美人の女将さんが注文を受けて調理場の旦那さんに伝えます
なかで1人分を注文が上がると女将さんが包装して代金をもらうんですね
黄な粉は砂糖がご飯の中の水分を呼び腐りやすいので本日中に食べる(厳守)、粒餡・漉餡も明日の午前中まで・・・
冷蔵庫も禁止だそうです・・・うーん、おはぎに対する真剣さ、こだわりを感じます(^^ゞ
餡子大好き人間としてはその姿勢に打たれますね
なんでも女将さんがしばらく病気だったそうで、この仕事を代われる人がいないのでその間はお店を休んだんだそうです
よく新しいスマホとかを買って開封の儀とかやるひとがいるんですが、そんな気分になりますね
では、玉製家謹製の粒餡おはぎ開封の儀でございます(^^ゞ
意外とちっちゃい箱ですね
6個だからそんなもんか
おおー!?
どっしりとはしてますが、見た目は普通のおはぎです(^^ゞ
左列のが一番大きくて、右がその次、真ん中の列が小さいような気がします
詰め方によって大きさが違ってみえるんでしょうか?
我慢できないので、早速に1個取り出して食べましょう(^^)v
おはぎの写真を撮らなくちゃですからね、きれいに取り出したいんですが、これが意外と難しいです
箸で取り出すと餡子が取れちゃうので、少し整形いたしました(^^ゞ
用意の和菓子用のナイフで二つに切ってみました
うーん、どうということないですね
では、いただきます、旨いわ!!(^_^)
旨いおはぎです、待った甲斐があったわ
やっぱ、おはぎって切って食べるもんじゃないですよね
今度は箸で掴んでガブリ・・・ムシャムシャ・・・うー旨いです(^_^)
いけないいけない、また、全部食べてしまうところでした
残り4個は明日の観劇弁当に使うんです、うっしっし(^^ゞ
国立文楽劇場、4月公演は妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)の通しでございます
昨夜のナナプラザでのタイカラオケの影響で寝ちゃわないか・・・ちと心配でございますが・・・(^_^;)
この妹背山の舞台は奈良時代ですぞ!?
蘇我入鹿とか藤原鎌足とかでてくるんです
そして午前中の見所は上の画像の「妹山背山の段」でございます
*歌舞伎では「吉野川の場(よしのがわのば)」
吉野川の両岸に建つのは太宰家と大判事家の別邸です
両家の息子と娘が好き合っているんですが、実は両家は領地争いでいがみ合う仲でした・・・べんべーん(^^ゞ
・・・で、帝位を簒奪しようとする蘇我入鹿のために二人が命を落とすことになるんです・・・べんべーん
でも、やっぱりです、途中途切れ途切れにしか話がわからないのは寝ていたせいでしょう(^^ゞ
この妹山背山の段では吉野川をはさんで対照的に屋敷があり、客席は川の中ということになります
左右それぞれで物語が展開するので太夫と三味線弾きがいる床が左右にあるんですね
こちらは普段の文楽にはない下手の床でございます
さて、お楽しみのお弁当の時間でございます
場外の休憩所はキャパが狭いので、私を含め客席でお弁当を食べる方が多いです
周りの方はやっぱ幕の内や寿司系のお弁当が多いですよね
私はおはぎ4個と異色なので、見られると恥ずかしい気もします(^^ゞ
でも、旨いんだなあこれが・・・幸せを感じます(^_^)
でも、タイカラオケと文楽観劇・・・これはちょっと合わない感じいたしますねぇ
玉製家(ぎょくせいや) 大阪市中央区千日前1-4-4
私はLCCで今まで遅れたりしたことが一回もなく、いつかこういう目にあうのではないかとドキドキしています…
おはぎ、食べていないなー。
子供の時はお米にあんこがなぜついているのかと嫌いでしたが
写真みたら食べたくなりました。