金門島の信源海産店で沙虫を食べよ

2016年5月20日
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本日の使命は、金門島に渡って信源海産店という店で沙虫の料理を食べることなんです
宿のA地点からBのフェリーのりばにタクシーで向かいます(70元)
金門島は台湾領ですので出国審査やセキュリティチェックもあります
それに30分程の船旅なのに船賃が150元もして高いんです・・・(^_^;)
Cの金門フェリー乗り場では当然ながら両替もしなければなりません

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タクシーに「信源海産店」と書いてみせると了解して走り始めます
タクシーの運転手さんは「しんげんはいさんてぃえん」とつぶやきながら走り、「ランチ?」と聞きます、そんな会話なんです(^^ゞ
けっこう遠くて300台湾元かかりました
それにしても沙虫を食べるだけで往復7000円ってどうなのよ?
そして、なんとも素朴な看板が迎えてくれました

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正面に回っても看板などはありません
周りの家も同じような造りで見分けは付かない感じです
つまり、田舎の素朴な食堂なんでございましょう
・・・でも、この信源海産店はすばらしい店だったんです

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店内も至って簡素です
屋根に近いところは隙間がありますね、そういうもんなんでしょうか
スマホの画像を見せて沙虫を食べに来たというともちろん歓迎してくれます
小さいほうの丸テーブルに座ります
田舎の素朴な店とはいえ、かなり有名店らしく壁にはテレビの取材の時の写真とかスター(?)と女将さんのツーショットなどが飾ってありました(^^ゞ

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立派なメニューもありますが、注文するものは決まっているんです
本命の「炒沙蟲」、そして主食に「炒蚵麺」でございます(^^)v
この店を紹介していたサイトには亀の手料理ものっていたんですが、一人では到底食べきれませんもんね

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料理ができる間、店内を探検します
奥の部屋には神棚があります
ここで食べたら道観(道教の寺院)で食べてるような感じかも知れません
横にもう一つ部屋があって大家族のお客が入っていきました

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正面入り口の横にも小部屋があり、そこにもほどなく1家族が入っていきました
田舎の鄙びた店・・・と思っていましたが、どうしてどうしてなかなかの繁盛店だったんですね
店の方も忙しくなってきて、先ほどみたいな日本から来た珍しい客への特別扱いはもう期待できなさそうです(^^ゞ

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とても忙しくなった調理場ですが、無理を言って頼み女将さんの調理風景を撮らせてもらいました
店にあった台湾ガイドブックによれば、信源海産店が名を馳せたのはこの女将さんの調理の腕によるものだそうです(^^ゞ

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まず「炒蚵麺」が来ました
小ぶりですが牡蠣もたくさん入っています
うーん、美味しいです(^_^)


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麺に少しトロミのある汁がからんで旨いです(^_^)
バクバク行けますね
でも、量が多いので全部食べたら夕食に影響しそうですが・・・止まらないだろうなあ(^^ゞ

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続いて「炒沙蟲」です
もやし炒めの上にしっかりと沙虫が存在感を示していますね(^^ゞ
食べてみると、こりこりくにゅくにゅした食感、癖や匂いは全くないです
意外にさっぱりと食べれて美味しいもんです(^_^)

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この沙蟲がアモイ名物の土筍凍の土筍と同じ生物なのかが疑問なんです
ガイドブックによれば海岸の穴で沙虫を採る・・・・とあるので、別のような感じですが
また、土筍の原型写真とこの沙虫の姿も違うような気はしますが・・・
店の人に調理前の沙虫の写真を撮りたいと頼んでみたんですが・・・断られてしまいました(^_^;)
まあ、この忙しいときにそんなこと言われても・・・ですよね、残念なり・・・

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女将さんがサービスと言ってこのお皿を持ってきてくれました(^^)v
葉っぱの炒め物です、ありがたや
食べてみると少しえぐ味があります、そしてぬめりもあります、でも、なかなか美味しいです(^_^)
しかし、この野菜はなんなんだろうか?

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葉っぱの形はこんなでした

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店の美人のお姉さん(子持ちだが・・・)に聞いてみると・・・「川七」だそうです(^_^;)
それとも1文字なのかな?そんな文字あんのかな?

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頭の中が???となっていると、今度は店のおじさんが向こうの緑を指さして、あの葉っぱだというんです
えー!?あれですか(^_^;)
向かいの家は蔦の葉に覆われた家のようにその葉っぱに覆われています
川七についてはこちら→好きです、川七!

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葉を手に取ってみると、なるほど同じ葉だわ
しかし、これだけあればサービスでどんどん出しても材料費がかからないですね
女将さんやりますね(^^ゞ
さて、お勘定は480台湾元(約1600円)でした
さーて、これからどうやって港に戻るか・・・それが問題だ(^^ゞ

信源海産店 金寧鄉湖下村路60號
Commented by sukhumvit-asok at 2016-05-29 21:28
往復7,000円出して虫を食べに行く!
やはりB級グルメ道は、ただ安い食事を追求するという安易なものではないんですね。
いや、お見事、あっぱれ。
Commented by ヒョウちゃん at 2016-05-29 21:29 x
交通費の高額さは隣国に行くってことで仕方ないでしょうか。
総統選挙で民進党が勝ってから、中国から台湾に行く通行証を出し渋っているらしいので、フェリーはがら空きだったのでは?
沙虫はああいう形になってたら、それほど意識しませんね。
うまけりゃOKってことで。
川七、モロヘイヤかと思いました。
食感似てますよね。
Commented by pop_up_pump_up at 2016-05-29 22:44
この葉っぱ、”おかわかめ”ですね。
えぐみとぬめり・・・ツルムラサキみたいだなぁと思って調べてみると、
おかわかめ=ツルムラサキ科アカザカズラ属。
たまに売ってるので、どんなもんか今度食べてみます。
ちなみにこれから旬を迎える野菜です。(日本では)
Commented by kimcafe at 2016-05-30 20:53
スクムビットさん
今回はB級グルメに徹しました(^^ゞ
金門島ではこの店に行っただけでどんぼ帰り
アモイすぐ横の最大の観光地のコロンス島にも行きませんでした
Commented by kimcafe at 2016-05-30 20:56
ヒョウちゃん
フェリーは満席ではなんですが、7割方は乗っていたような・・・
特に規制とかは感じませんでした
沙虫、全然気になりません、でもお値段がけっこう高いですね
ちなみにこの店のお嬢さんはアモイ大学卒と雑誌に載ってました(^^ゞ
Commented by kimcafe at 2016-05-30 20:58
にこちゃん
あっ、確かに「おかわかめ」ですね
なるほど壁面緑化にも使われてるんですか?
日よけと料理で一石二鳥ですね(^^ゞ
Commented by とんび at 2016-05-30 22:54 x
アモイから金門へ船で行くのも面白そうですね。自分の場合は土楼に行ってみたいのですが、短い日数だと土楼いけば金門は難しいだろうな。金門へは台北から飛行機で片道8000円ほどでしたから、船代はかなり高い感じがします。

もしアモイから金門も行くとすれば常客証使おうと思います。桃園、松山、高雄空港と金門の港で使えるらしいので。金門の港も混雑していそうなので使用価値ありそうです。kimcafeさんも台湾に行く頻度が高いので常客証とりませんか。
Commented by kimcafe at 2016-05-31 20:44
とんびさん
本当は台湾から金門に船で渡り、大陸に行きたいところですが・・・(^^ゞ
客家円楼は昔、計画したんですが・・・確か東北の震災で流れたんでした
アモイから1日遊なんてのもありますね
by kimcafe | 2016-05-29 19:34 | 台湾 Taiwan | Trackback | Comments(8)

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