ケララバワンで手食の会、サッディヤパーティーを開催してみた
2017年 05月 14日
世界の伝統料理と特殊食材を食べる会の手食シリーズ第3回でございます
会場は練馬駅そばのケララバワン、今は流行の南インド料理屋ですが、タミール料理ではなくケララ州の料理をメインとする本格派です
ケララバワンのオーナーのサッシーさんにお願いして本場同様のサッディヤ料理、お祭りや結婚式などの宴会料理を作っていただくことにしました
参加メンバーは20名、事前に確認したこともあり、ひとりのドタキャンもなく集合いたしました(^^)v
20名ですから、4人テーブルが5卓
手食の会のテーブルにはバナナがひいてあります(^^ゞ
会の成功をシヴァ神とパールバティ女神にお祈りします
そうだ、ケララの神であるアイヤッパ神にもお祈りしときましょう
サッシーさんのおくさん(漫画家の流水りんこさん)が今日のメニューを解説付きで作ってくれました
メニューの表題にパーラカーレン・サッディヤ・ミールスとありますが、パーラカーレンはサッシーさんの故郷の村の名前だそうです
というのも、サッディヤ料理も土地によって内容がかなり異なるのだそうです
まずは、バターミルクという酸っぱくて辛い、名前のイメージとは全然違う飲み物が供されました
そして、バナナの葉には塩!(^^ゞ
お店のひとが4つ程のバケツを持ち、バナナの葉の上に料理を盛り付けていきます
今、4品+塩が終わったところです
けっこう時間かかりますね
全部で20品ですので大変です
ビールを飲みましょうか(^^ゞ
TAJビールがセール中でございました
今は、えーと、10品+塩・・・ですね
もう少しかかりそうです
日本や西洋料理だったら、だされたものから食べればいいんですが、サッディヤ料理の場合は全部そろわないと食べられないし、美しさもでないですよね
お腹も空いてきましたが、我慢です(^^ゞ
そしたら凄いことをやり始めた方がいます
メニューを切り取って、それぞれのおかずに置いて、料理と名前の一覧を作ろうという画期的かつスバラシイ試みでございます
隣の席の方もハサミでメニューを切って協力しています
こういうメンバー同士の協力が連帯感を生むんですよね(^^ゞ
ほぼ完成、後日、これを元に全容が判明したらお知らせしたいところです
そして、戦闘開始です
手前のテーブルでは手食が始まりましたね
スプーンをご希望の場合は、有料となりますのでご承知くださいませ(^^ゞ
こちらが完成バージョン
ご飯はケララ特有の赤米です
その上に2種類のカレーがかかっています
その他、アヴィヤルという野菜のココナツカレーやチャツネ(漬物の一種などが並びます)
おせんべのようなパパドは割ってご飯にかけた方がよいということなので、そうしてみます
そして、ひとくちいただいてみると美味しいです(^_^)
赤米の軽くてポロポロの感触と、さらっとしたカレー類があいますね
パパドのパリパリ感も交じってよりいい感じだわ!
もちろん、手食ですよ
赤ん坊の手掴みじゃないんですから、手でエレガントに食べなきゃだめなんですよ、みなさま(^^ゞ
kimcafeの見本を見てくださいね
指先は第2関節まで、左手は使わず、ぎゅっとご飯を挟んで・・・
エレガントに食べるコツは、摘まんだ米を口に指で放り込むんじゃなく、手のひらを上向けにして親指で口に押し込むんです・・・バッチリでしょ(^^)v
さて、食べ始めると忙しいです
会話もなくなります、蟹を一斉に食べてるときみたいです
カメラも手が汚れているので撮れない
ご飯どうですか?サンバルお替りは?お替りをどんどん持ってきてくれるので、ついつい頼んでしまいます
そしてデザート2種は別皿でお願いしました
しかし、お腹いっぱいだな~そんなに食べてないのにな~いや~ご飯2回お替りしたな~そういえば(^^ゞ
どうやら赤米はあとで膨れて来るようでございます
今日は、サッシーさんの奥さんのりんこさんも会食中だったんです
下にりんこさんが画いた漫画でウン十年前のベナレスの安食堂がでてくるシーンを載せときますね(^^ゞ
8月20日に店のオープン記念で無料のサッディヤパーティーをやるそうです
ええ、無料ですか!? でも、私は18日から旅にでるんだよね~(^_^;)
そうだ、ベナレスの知り合いを紹介してもらおっと(^^)v
ケララバワン 練馬区豊玉北 5-31-4
以前書店にあったんだけどなあ。
一昨年の旅のときもケララで赤米が登場しました。
それまでは出ませんでした。
パパドってご飯に混ぜて食べるんですか。
タミルナドゥではみんな始めに齧ってましたね。
行きたかったけど、平日の練馬じゃ無理ですね。
ミールスは浅野哲哉「インドを食べる」が根底にあって、「ダル→ラッサム→サンバルの順を遵守」「料理人はカレーの食べ方を見ている」とか(ウロ覚え)が焼き付いています。パパドは確かに「ここでひとかじり」という表現をしていて、砕いて混ぜる風習は私的には同書のだいぶ後で植え付けられたマナーの印象です。