邱永漢先生を読みつつ明華園のもつそばを食べる

kimcafeが尊敬する邱永漢先生の「食は広州に在り」の続編に
「象牙の箸」という食のエッセイがあります
苦中作楽[豪勢な貧乏]という章では、物価が高く暮らしにくいとされる
日本に来て、中国では美味かつ希少であり価格も高いガツ(豚の胃)や
マメ(豚の腎臓)が安価で売られているの見て、日本人は肉の食べ方
に精通しないから幸いであるとあります

邱永漢先生を読みつつ明華園のもつそばを食べる_c0030645_169858.jpg「・・・なぜ、ガツやマメを食べる人が少ないのであろうかと注意してみていると、やはり坂口さんのいうようにアク抜きの方法があまり知られていないかららしい」(象牙の箸)
マメの処理法は次のように解説されています
1.横から2つに開き中の白い筋をとり、水洗いする
2.麻雀パイ位の大きさに切って、賽の目に包丁を入れる
3.野菜と一緒に強火でさっと炒め、煮えたか煮えないかのうちに引き上げる

また、マメを炒めるときはあわて者の要領がちょうどよいそうです
邱先生の解説はもう少し続きますが、やはり日本人のコックには
(特に町の中華屋では)手に負えなさそうですね(^_^;)
人形町の明華園では「もつそば」(腰花湯麺)が売り物になっていますが、やはり
中国人のコックが調理しているようです
もつそば800円?
薄切りのマメがいっぱい入ってますが、もちろん匂いもくせも
全くありません、旨いです(^_^)
この味が気軽に食べられるって、幸せなのかな?
明華園 中央区日本橋人形町2-2-2

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Commented by bossma at 2006-06-24 17:02 x
モツ系はコリコリした歯ざわりも良いですよね。
肉とも違う、滋味豊かなとでも言うのでしょうか。
中国の肉食文化の奥深さを感じますね。
Commented by Nong-Khai at 2006-06-24 19:16 x
これは本格的に美味しそう‥‥
やっぱり中華料理は本格的なのが好きです!!
Commented by harumisan at 2006-06-24 21:54
明華園のもつそば!よくぞ取り上げてくれました。
会社の人が気に入ってここに行くと必ずこれでした。
モツって前準備が大変なのですね。。。
食べに行きたくなりました。ここ、冷やし中華も美味しいんですよねー。
Commented by riccaland at 2006-06-25 00:19
GWに香港に行くと言ったら、邱永漢先生の本を薦めてくださった方がいて
初めて読んだんですけど、私も虜になりました♪
人形町って、あまり縁がない場所なのですが、明華園へは是非行ってみたいです!
Commented by wan_chai at 2006-06-25 01:50
私もマメ好きですね。
中国では本当に美味しく食べられるのでありがたいです。

腕もそうですが、やはり日本人は内臓料理を注文しないので
商売にならないんですよ。内臓は傷みやすくて日持ちしませんので・・・。
Commented by kimcafe at 2006-06-25 09:56
bossmaさん
豚の腎臓は腰花というみたいですね、イギリスでもキドニーパイという
のはポピュラーのようですが、日本ではマメ料理はあまり見ませんね
そういえば、アメ横で売ってたな
Commented by kimcafe at 2006-06-25 09:57
Nong-Khaiさん
マメ料理をだして、それを売り物にできるのは実力高しでは
ないでしょうかね?
Commented by kimcafe at 2006-06-25 09:58
harumiさん
以前いただいたコメント、覚えてますとも
私も食べたくなってきちゃいました
冷やし中華はまだ食べたことないんですが
Commented by kimcafe at 2006-06-25 10:04
riccaさん
「象牙の箸」には、築地にある華僑ビル(ボロボロ)の新蓬莱という
店の米粉が旨いとあるんですが、残念ながら今はやってない様子
ここがやってたら即!突撃なんですが・・・
Commented by kimcafe at 2006-06-25 10:06
ワンチャイさん
>日本人は内臓料理を注文しないので商売にならない
確かに・・・モツ煮込み(腸)、焼肉のモツ、タン焼きまではいったけど
腎臓はまずたのまないですね
by kimcafe | 2006-06-24 16:37 | 人形町界隈 Ningyocho(313) | Trackback | Comments(10)

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