邱永漢先生を読みつつ明華園のもつそばを食べる
2006年 06月 24日
「象牙の箸」という食のエッセイがあります
苦中作楽[豪勢な貧乏]という章では、物価が高く暮らしにくいとされる
日本に来て、中国では美味かつ希少であり価格も高いガツ(豚の胃)や
マメ(豚の腎臓)が安価で売られているの見て、日本人は肉の食べ方
に精通しないから幸いであるとあります
「・・・なぜ、ガツやマメを食べる人が少ないのであろうかと注意してみていると、やはり坂口さんのいうようにアク抜きの方法があまり知られていないかららしい」(象牙の箸)
マメの処理法は次のように解説されています
1.横から2つに開き中の白い筋をとり、水洗いする
2.麻雀パイ位の大きさに切って、賽の目に包丁を入れる
3.野菜と一緒に強火でさっと炒め、煮えたか煮えないかのうちに引き上げる
また、マメを炒めるときはあわて者の要領がちょうどよいそうです
邱先生の解説はもう少し続きますが、やはり日本人のコックには
(特に町の中華屋では)手に負えなさそうですね(^_^;)
人形町の明華園では「もつそば」(腰花湯麺)が売り物になっていますが、やはり
中国人のコックが調理しているようです
もつそば800円?
薄切りのマメがいっぱい入ってますが、もちろん匂いもくせも
全くありません、旨いです(^_^)
この味が気軽に食べられるって、幸せなのかな?
明華園 中央区日本橋人形町2-2-2
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肉とも違う、滋味豊かなとでも言うのでしょうか。
中国の肉食文化の奥深さを感じますね。
やっぱり中華料理は本格的なのが好きです!!
会社の人が気に入ってここに行くと必ずこれでした。
モツって前準備が大変なのですね。。。
食べに行きたくなりました。ここ、冷やし中華も美味しいんですよねー。
中国では本当に美味しく食べられるのでありがたいです。
腕もそうですが、やはり日本人は内臓料理を注文しないので
商売にならないんですよ。内臓は傷みやすくて日持ちしませんので・・・。