秩父パリー食堂の文字は金色に輝く
2009年 10月 12日
秩父市の秩父神社の参道にある古きパリー食堂です
昭和2年にカフェーとして開業したのだとか、料亭許可の木札もかかっていました
古い建物ゆえ、全体に古ぼけてはおりますが、パリーの文字は天使の都の仏塔のごとく燦然と黄金色に輝いていました
暖簾には食堂パリーとあります
その上にはアサヒビールの看板
・・・く~!しびれますね(^^ゞ
店内では「たまずさが怨霊」みたいな猫ちゃんが迎えてくれます
昔のカフェー時代の不思議な雰囲気が残っているのでしょうか、だだの食堂にないものを感じます
メニューはごく一般的な中華と洋食の食堂のもので、ラーメン500円、カツカレー750円、カツ丼700円、ソースカツ丼700円などなど
値段も一般的なところでしょうか?
ソースカツ丼を注文しました
わらじカツ丼の安田屋とは近くですが、こちらのソースかつ丼は醤油味ではなく一般的なソース味です
寄居にある今井屋という店のカツ丼は醤油ダレだそうで、埼玉のカツ丼地図はどうなっておるのか?こんど調べなきゃでございます(^^ゞ
パリー食堂でもうひとつ特筆ものは、丼にある「ぱりー」の文字(なぜかひらがな)でしょう
漬物の小皿の中にも「パリー」と銘があるのが実に憎いです(^^ゞ
食べ終わってスキンヘッドのご主人と少しだけ話しましたが、外の看板のパリーの文字は数年前に取り替えたのだとか・・・なーるほどですね
国指定の文化財でソースカツ丼を食べるのもまた、オツなものでございましょう(^^ゞ
カフェ・パリーという名前もしびれますな
パリー食堂 秩父市番場町19-8
”秩父”というところが凄いですね
秩父には、社交場を必要とする”なにか”があったのでしょうか。
もだーんな紳士淑女が集まる、必然性が。。
秩父宮様との関連は???
昔は炭鉱で栄えた街だったかな
街の映画館とか銭湯なんかが当時のまま残っていたりすると思わず見とれちゃいますね
この食堂もいにしえの賑わいが浮かぶような構えです。
ソースカツどんといえば先日 会津 河東町の十文宇屋で磐梯カツどん食べてみましたけど、何事もバランスが大切だということがよく分かりました 完食はしましたけど(^_^;)
この文字はどこに注文するんでしょうね(^^ゞ
秩父は大正から昭和初期にかけ秩父銘仙の産地として大変栄えていました。
映画館が5館あり、埼玉県で一番芸者が多い地域であったほどで、今でもその面影を偲ばせる建物が残っていますので、散策してみるのも面白いかと思います。
ちなみにパリーの向かい側にはロンドンというカフェーがあったとか・・