づぼらや本店で白子とふぐ握り

づぼらや本店で白子とふぐ握り_c0030645_2126445.jpgご覧くださいませ
皐月の空に泳ぐ河豚、大阪では鯉のぼりの替わりに河豚なんですねえ、てのはもちろん冗談ですが・・・(^^ゞ
後ろには通天閣、もっとも大阪らしい風景かもしれません
道頓堀にも店がある「づぼらや」ですが、やはり新世界の本店が古くて風格があってよろしいですねえ
4時過ぎという中途半端な時間ですが、だるまをはじめ串カツ有名店には行列ができています

づぼらや本店で白子とふぐ握り_c0030645_2142621.jpgしかし、づぼらや本店はまだこれからの様子、どこでも好きな席が選べます
づぼらやのHPで最近発見してぜひ食べたかった「白子のグラタン」を聞いてみると、「それだったら向かいの別館にあるわよ」と親切なお返事
しかし、私の心は今日はづぼらや本店と決まっておりました
しからば、選択は「ふぐにぎり」800円と「白子湯引き」1000円、それにビールは小生380円でいきましょう

づぼらや本店で白子とふぐ握り_c0030645_21471478.jpgまず白子からいってみましょう
湯引きといってもプリプリ、ヌチャヌチャしてますね
レモンを絞って紅葉おろしでいただけば、うーん、大人の味でしょう(^^ゞ
続いて、河豚の握りです
こちらもなかなか美味しいですが、酒のさかなにゆっくりやっていると乾いてきてしまいますね
握りは〆向きでしょう(^^ゞ
徐々にお店も混んでまいりました

づぼらや本店で白子とふぐ握り_c0030645_21534311.jpgひとりで飲んでいる男性
ふぐ天丼でお食事のカップル
いずれも年齢層は高いです
中年の女性が入ってきたので、おや!?おひとりかな?と思っていたら、ひとりてっちりを始められました
さすがは大阪のづぼらやであると言わねばなりますまい(^^ゞ

づぼらや本店 大阪市浪速区恵美須東2-5-5
さてさて、枝雀の落語と河豚でございますね
河豚といえば死と隣り合わせの旨い食べ物というのが相場でございます
「駱駝」しかりなんですが、これは枝雀のネタにないようですので
「地獄八景亡者の戯」でいきましょうか(^^ゞ

この世では遊び飽きて、行きたいところも行きつくした金持ちの若旦那が
太鼓持ちや芸者衆と一緒にやってきたのはあの世観光でございます
どうやってあの世に行くか?という段になって、どうせ死ぬなら旨いもの
食べて死にたいということで、河豚を食べてこっちに来たのでございます
着ているのも他の亡者どもの死に装束と違って、黒紋付に河豚の紋
裾模様は根深やチリ、レンゲをあしらっております

といっても、この一行の件はあまり面白くありません
一番笑えるのは三途の川の渡しの件で鬼の船頭が川の真ん中に船を
止めて渡し賃を徴収します
なんでも死に様と病気によって渡し賃が違うんだそうで、鬼が死因を聞きます
「私は腎臓が悪くて死にました」
鬼は帳面をくくって「腎臓16円、計算根拠、腎臓とはおしっこが出にくくなる
病気なり、よって四四の十六とする」
「お前はどこのもんや?」
「私、ケニヤの山漁師です」
「なんで死んだ?」
「私、ゴリラ獲るのが仕事です、ゴリラ捕まえにいって反対にゴーンとド突かれ
て死にました」
鬼は帳面をめくりながら「そんなん、恐らくこれにないで・・・」
お後がよろしいようで(^^ゞ
Commented by curriest at 2011-05-09 23:55 x
kimcafe様

あぁ,大阪~。もうかれこれ10年近く訪問しておりません。
新天地もスパが出来て変わりましたよね。
Commented by mariko789 at 2011-05-10 11:26
このフグ提灯、撮ったんですけどね、店内には入れなかったです
女性一人でてっちり。。その勇気を見習わなくちゃ(汗
Commented by kimcafe at 2011-05-10 21:31
curriestさん
私もすいぶん久しぶりです
新天地のスパより、串カツ屋の行列にたまげました(^^ゞ
Commented by kimcafe at 2011-05-10 21:33
こいさん
女子おひとりさんてっちりは難しゅうおますか?
そりゃそうですよねえ、今度はご一緒に(^^ゞ
by kimcafe | 2011-05-09 22:36 | 大阪 Osaka(29) | Trackback | Comments(4)

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