雪の国立劇場、染模様妹背門松(そめもよういもせのかどまつ)と文楽弁当
2014年 02月 09日
昨日の国立劇場です
半蔵門の辺りは緑が多く、東京23区とは思えないような雪景色となっておりました
幕間に外に出て写真を撮っていると、同じように雪景色を撮りに来た方も多くいて、「本当は、お堀端の写真を撮りたいけれど大変ですもんね・・・」と話かれられました
同感でございます
この界隈で雪景色といえばこの絵を思い出します
これは麹町の雪景色
山くじらとは猪のこと、今をときめく高級住宅街も昔は獣肉を扱う店があって有名だったそうな・・・
今日も熊、猪は無理としても狐、兎くらいは現れそうな感じでござるよ(^^ゞ
さて、人形芝居は2月文楽公演の2部と3部を見ました
特に感動しましたのが2部の染模様妹背門松(そめもよういもせのかどまつ)という心中ものでございます
質屋の娘お染と丁稚の久松は恋仲、妊娠までしちゃってます
そのお染に本家筋との縁談が・・・どうにもならず二人は心中する、という物語
お染の両親も、久松の父親もいいひと、お染の許婚(いいなずけ)も理解あるいい人なんですが・・・お家第一の時代故か、近世社会での束縛の強さなのか、二人は死を選びます
しかし、この芝居の第1幕は深刻さは微塵もなく、喜劇仕立てになってるんですね
咲大夫さんの語りにも冗談がまじり、笑わせます・・・内容忘れたけど(^^ゞ
つまりストーリーだけだとアレですが、実際に見ると感動的なんです、これ歌舞伎、文楽によくあるパターンですか
で、食事です
2部は2時半から、3部は6時15分から9時ですので、昼食はすませて国立小劇場に向かい、夕食を2部の幕間にいただくこととします
場所は劇場内のメインダイニングである十八番(おはこ)でございます
大劇場の十八番はあぜくら会に加入した時に初めて入って「あぜくら」というのを食べたんでございます
2部開演の前に文楽弁当1050円というのを注文してお金も払っておきます
で、幕間に2階に上がってみると・・・あらら、前回食べたのと同じホールというか食堂ですね
そうか大劇場からは向こうの扉、小劇場からは2階扉から入り中は一緒という構造だったんですね
昔、温泉旅館のジャングル風呂で男湯、女湯の入口が違うが中は一緒とというのがあったがそれと一緒ですね(^^ゞ
こちらが文楽弁当です
例によってテーブル(6人掛け)にひとり分の食事がセットされてます
いただきまーす(^_^)
うむむ、味はいいですが、量が少ないです、前回の1800円のあぜくらと比較すると・・刺身もないし、サミシーでございます
うーん、これが800円の差なのか・・・(ーー;)
しかしkimcafe、このようなこともあろうかとコンビニでおかき105円を購入しておいたんでございますよ
さあ、なぜかあとから注ぎに回るほうじ茶を飲み終わったら
雪を見ながらおかきを食べましょうかね(^^)v
十八番(おはこ) 千代田区隼町4-1 国立劇場2F
画像は妹背門松の床本(語り)です
でもなー、お染が妊娠しちゃってるんだから、いくら寛容な許婚でも笑ってOKとは言わないんじゃないの?
母親も妊娠を知ってるのに嫁入りをごり押ししてもなんだかなー???(^_^;)
まっいいか(^^ゞ