竹本駒之助の絵本太功記妙心寺の段と立喰そば吾妻屋牛丼の段

竹本駒之助の絵本太功記妙心寺の段と立喰そば吾妻屋牛丼の段_c0030645_22451845.jpg本日は埼玉の蕨で女流義太夫というものを初めて聴いてまいりました
そも義太夫とは何か?はWIKIでもご参照いただくとして、歌舞伎や人形浄瑠璃の伴奏に使われるのでお馴染みはあるんです
しかし、歌舞伎・文楽ではあくまで伴奏であり、役者・人形の語り部分ですが、今日の義太夫はそれだけ、つまり語りと三味線のみですので難易度が高いです
演者は人間国宝の竹本駒之助、なんと14歳で入門し今年で60数年目という義太夫の神様みたいな方です
その神様が私の4メートル先、正面で語るんです
とても78歳とは思えない声量、迫力で迫ってきます
気を付けないと吹っ飛ばされそうでございましたよ(^^ゞ

竹本駒之助の絵本太功記妙心寺の段と立喰そば吾妻屋牛丼の段_c0030645_2303538.jpgで、義太夫終了が8時過ぎ、せっかく蕨まできたのでこの辺りで夕食を食べることにいたしましょう
蕨駅の西口を少し歩いてみましたが、フィリピンパブが多いですね
タイパブだったら思わず突入してたかも知れません(^^ゞ
フィリピンのせいばかりではないんですが、蕨はさいたま市にも入らず独自路線を行ってますね
街の雰囲気もちと異国ぽい匂いを感じます
やってきたのは蕨駅東口の立ち食いそば吾妻屋という店でございます
店頭に大きく牛丼とでています
そば屋ではあるが牛丼も売り物なんでしょう
蕎麦ではちょっと足りない、そば丼セットではちと多い、やはりここは牛丼でいっておきましょうね

竹本駒之助の絵本太功記妙心寺の段と立喰そば吾妻屋牛丼の段_c0030645_2393272.jpgドア横の券売機で牛丼400円を購入てカウンターに差し出します
思いの他、立派な牛丼です、肉が多いです
まず、しっかりと玉葱を除去し、一味をかけていただきます
すると、牛肉がちと硬いです
薄切りなのに、しっかり煮込めば柔らかくなりそうなものなのに、なぜか硬い肉です
しかし、これはこれで懐かしく、個性的な味で、美味しいです(^_^)


竹本駒之助の絵本太功記妙心寺の段と立喰そば吾妻屋牛丼の段_c0030645_23181018.jpg
絵本太功記にでてくる光秀の母、さつきも硬い頑固な婆さんです
さつき婆さんは光秀が信長を殺したことを不忠と怒って出て行ってしまいます
でも、チェーン牛丼店の肉みたいに柔らければいいというものでもない・・と思う今日この頃でもあります(^^ゞ
女流義太夫の方ですが、事前に読んだ台詞で物語の展開を追っかけるだけで精一杯
とても駒之助が語る、6人(?)を聞き分けられないんですが、また聴きにきたいです
鶴澤津賀寿の三味線もよかった(^^ゞ

立喰そば吾妻屋 蕨市塚越1-2-14
Commented by 芳芳 at 2014-06-14 23:59
kimcafeさん!!駒之助師匠初体験、吹っ飛ばされそうになられましたか!(^^)! 私も、去年はじめて淡路で拝聴しました時、華奢な駒之助師匠が、ぐわぁっと大きくなられてユバーバのように変化されたかのごとく、空間のゆがみを感じて、衝撃のあまり涙ぽたぽたでした。。CDやDVDでは得られない体験です。なかなか関西に来られないのが残念です。今日はほんとうに蕨いきたかったです、でも往復8時間以上かかるし、途中ででないと最終新幹線にまにあわないのであきらめました。。本日はkimcafeさんに行っていただけて、感謝、感謝です!
Commented by kimcafe at 2014-06-15 18:13
芳芳さん
小さなお婆さんが声を出していますが、三味線に負けそう・・・とか思っていたんです
ところが・・・突然の変身ですね、びっくりです(^^ゞ
Commented by ミキティ at 2014-06-16 18:17
kimcafe様。私は長唄三味線を習っているのですが、小さい頃、祖母に、良家の子女は太棹を弾いてはいけない、と言われたことがあります。太棹の義太夫三味線、一度ぜひ聴いてみたいです。
Commented by kimcafe at 2014-06-16 22:20
ミキティさん
合間に義太夫の解説があって津賀寿さんが太棹三味線の説明をしてました
撥もでかいんですよね
先が尖っていないので「これでは刺殺できない」と言って笑わせてました(^^ゞ
撥の重さで早く弾くことができるとも言ってました
by kimcafe | 2014-06-14 23:31 | 埼玉 Saitama(15 | Trackback | Comments(4)

日本各地、世界のB級グルメ体験をレポートするブログです!新しい天体を求めて旅立ちませんか(^^ゞ B ClassGourmet, The alternative gastronomy


by kimcafe