ナタラジ銀座店でたっぷりと食べ、けっこう語る
2014年 08月 21日
ナタラジ銀座店は銀座通り松坂屋の対面というグッドな立地です
なんとビルの7階から9階まで全部ナタラジ銀座店なんだそうです(^^ゞ
それもただのインド料理屋ではございませんよ
そう100%ベジタリアンレストランなんです
←こちらは7F入り口付近にある女神像と池です
お約束の18時半に行くと、他のお客はまだ少ないです
徐々に席が埋まってきましたが、女子率高し!
外人率もけっこうありますね
さーて、今日はkimcafeが厳選したメニューで、インドベジタリアン料理と語りをたっぷりと堪能してくださいね(^^ゞ
まずはキングフィッシャーでしょう
かんぱーい!(^o^)丿
【語り その1】
キングフィッシャーは西インドのビール会社です
ビール業界から、LCC業界に華々しく乗り出して・・・失敗してしまいました!
ちなみにキングフィッシャーとは魚を捕食する鳥です
・・・とここまで語ったら、イギリス製とラベルに書いてあるのが発覚!!
くっそう、陰謀だ~(^_^;)
ベジタブル・パコーラ
野菜の天ぷらです
ナス、シシトウ、カボチャなど、もっちりしてほんのりカレー味の衣が美味しいんです(^_^)
赤いソースは辛くないですよ
【語り その2】
インドのヒンドゥー教徒は高いカーストの人々ほどベジタリアンである
また、自分より低いカーストの人々が作った料理は食べられない
パニールサラダ
白くかかっているパニールはインドのチーズでカッテージチーズ風です
旨い旨い!(^_^)
【語り その3】
インドのベジタリアンは乳製品をよく食べます
その代表がギー(バター)やパニールやダヒ(ヨーグルト)です
タンドーリ・ナタラジ・ティッカ
グルテンを串に刺してタンドール釜で焼いたもの、これも美味しいです(^_^)
グルテン料理って、おそらくインドではポピュラーでないでしょう
【語り その4】
インドではジャイナ教徒も厳しく菜食を守ります
ジャイナ教の不殺生戒を守るため、肉食はしない他、植物も命の根源と考える根菜は食べません、また畑を耕すと虫を殺す恐れがあるので農業もしないんです
チャパティー
不発酵のパンです
素朴で旨いよ(^_^)
【語り その5】
日本ではインド料理にナンが付き物ですが、インドでもっともポピュラーなのがチャパティーです
これならどの家庭でも簡単に焼けますが、ナンはタンドリ釜がないと焼けません
ベジタブル・パニール・ティッカ
チーズと野菜の焼き物です、豪華な一品、美味しいです(^_^)
【語り その6】
インドでは北と南で食べるものが全く違います
南インドではティファンという軽食の種類があって、そのほとんどがヴェジですが美味しくて楽しいです
例えば、米個の蒸しパンイドゥリ、日本の感覚ではありえないカード・ライスとか・・
アル・ゴビ
カリフラワーとポテトの煮物
これがインドの味だ、うまーい!(^_^)
【語り その7】
アルがポテトで、ゴビがカリフラワー
ちなみにカリフラワーはインドでは高級野菜です
なんでもカレー味?とよく聞かれますが、カレー(マサラ)が日本の味噌・醤油みたいな感じでしょう
きのこパラク
強烈な緑はほうれん草です、それにキノコがたっぷり入っていて超うまい!!です(^_^)
キノコってインドではよく食べるんでしょうかね?(^_^;)
【語り その8】
ガンジスの聖地ベナレスで死に、焼いた灰をガンジスに流されると天国に行けます(^^ゞ
そのため死期の迫ったインドの人々はベナレスを目指します
ロティ
ギーが塗ってあるようです、これも旨いですね(^_^)
【語り その9】
ベナレスで死ぬと川辺の火葬場で薪で焼かれます、薪代が足りないと生焼けになるとか・・・ホントカ(^^ゞ
お金のない人には公営の無料焼場もありますが、そこのガスで焼かれると天国にいけなくなるので恐れられているとか・・
ほうれん草入りのナン
丸いんです、旨い(^_^)
【語り その10】
実は私、kimcafeも死ぬ時はベナレスがいいなと思っております(^^ゞ
いつ死んでもいいように首から紐でケースを提げておきます
中には薪代とヒンディー語で「死んだらこのお金で焼いてガンジスに流してください」と書いた紙を入れておきます
ダル・タルカ
ついにカレー登場!レンズ豆のカレーです(^^ゞ
撮り忘れたんですがターメリックライス(日本米)にかけて食べるとやっぱ旨いわ!(^_^)
【語り その11】
「死んだ後でちゃんとやってくれるの?」
きっとやってくれますよ!インド人はそういうとこはきっと義理堅いですもん(^^ゞ
まー薪代2000ルピー(約3200円)のところ、倍の4000ルピー持って死ねば面倒みてくれるんじゃないでしょうか
ベジタブルカレー
中辛ですぞ、これもターメリックライスにぴったんこでおいしい(^_^)
【語り その12】
コーヒーのお供スジャータとは・・・苦行や断食を行い骨と皮になったブッダが、苦行は悟りに至る道ではないと知ってネーランジャ川の畔を歩いていくと、村の娘スジャータが乳粥を捧げた
乳粥を飲んで元気になったブッダは菩提樹の下で瞑想を行い、遂に悟りを開いた@ブッダガヤ
ナタラジ銀座店 中央区銀座6-9-4 銀座小坂ビル7-9F
いやー今夜は美味しい料理とキングフィッシャービールのせいでだいぶ語ってしまいましたねえ(^^ゞ
【本日のエピソード】
ナタラジビルの向かいの広い場所が工事中になっていたので、店の日本人の若いお姉さんに「向かいのビルはなんのビルなの?」と聞いてみました
どのように聞き間違えたのか、お答えは・・・
「マハラジャビールです」でした~(^^ゞ