河庄冒頭で涙ぐみ、お弁当は三越謹製のダブルで
2015年 04月 05日
鴈治郎襲名披露の続きです
1月の松竹座では、昼の部は東京と同じく廓文章 吉田屋、夜の部は封印切 新町井筒屋の場でございましたが、歌舞伎座の夜の部は心中天網島 河庄(しんじゅうてんのあみじま かわしょう)でございます
左が4代目、下が3代目鴈治郎、現藤十郎、その次が2代目鴈治郎の河庄 紙屋治兵衛でございます
こちらもまさに家の芸、歌舞伎独特の世界でございましょう
私が河庄を始めてみたのは実はYoutubeです
豪華版です、紙屋治兵衛が2代目鴈治郎、紀伊国屋小春が3代目鴈治郎、当時扇雀、粉屋孫右衛門は8代目坂東三津五郎・・・これがただで見れるなんて!
感激ものでございますよん(^^)v
さて、始まりました河庄です
今夜は浄瑠璃の会があるのでお客が多い・・・とか、小春さんに芝居行きをすっぽかされたので恨みを言わねばならぬ・・・とか
えへへ、Youtubeで何度も見てるのでお馴染みの台詞でございます(^^ゞ
そこにやってくる紙屋の丁稚は扇雀の息子の虎之助が勤めます
この丁稚、少し抜けている役なんですが虎之助好演です
紙屋の丁稚が小春へ持ってきたのは治兵衛の妻からの運命の手紙、そこには小春に治兵衛と別れてくれとの頼みが書いてあったのです
「おばさん、その手紙は大事な手紙じゃによってな、だれにも見せんといてくれと、お上さんが言ってはりましたで」
小春は懐から財布のようなものを出し、「この手紙はな、わての大事な大事なものと一緒にこうしてしまっておくさかいに心配はいりまへんのや・・・」
小春が懐から出して手紙と一緒にしまったのは・・・そうか、治兵衛と血判押して取り交わした25枚の起請文ですねえ
うーん、それがあとで兄の孫右衛門に見られて・・・の展開の伏線でございます
それにしても、やはり救いようのない恋やなあ・・・(ーー;)
心中天網島、名作でございますよ
さて、夜の部のお弁当でございます
昼の部が4時前に終わり、夜の部開演が4時半ですから、あまり時間ないでございます
今日は三越の新館に初めて行ってみることにいたしましょう
歌舞伎座から銀座4丁目の角まではけっこうあるような気がしますが、新館までだと幾分は近いので気が楽でございますね、気のせいでしょうけど(^^ゞ
ただし、食品売り場は地下二階のようでございます
種類多いです、お値段も意外にリーズナブルです
選択肢が多いので悩みますが、小さなお弁当を並べたコーナーが気にかかります
どうやら三越内に出店している店が同じ規格でミニ弁当を作り、それを並べた模様です
これは可愛い、てか素晴しいアイデアでございますね
カツどん弁当324円と牛丼弁当378円でございます
両方で702円か、2個も味わえてこのお値段ならブラボーではないでしょうか(^^)v
気になるカロリーもカツ丼弁当を1個買うよりも、若干少ないような感じ・・・・いたしませんか?(^^ゞ
まずは、ぷちヒレ丼から・・・玉葱を抜くのが面倒ではありますが・・・味はGOOD!です(^_^)
今半の牛丼そっくりなミニ牛肉弁当もおいしいです(^_^)
まてよ、今半に似ているというよりそのものじゃないの?・・・と思ったらそのものでした(^^ゞ
とんかつはどこのだろうと思ったら・・・なるほど、まい泉だったんですね
それにしても三越さん、凄いです
絶妙のミニ弁当でございます
隣にも天一のミニ天丼てのがあって、それも欲しかったんですが432円と若干お値段高めなんですよね
でも、カツ丼と天丼で800円をちょっと超えるくらいならOKですわね、考えたら
あと、天むすセットとかおかずセットもございます
よっしゃ!芝居は心中天網島 河庄、弁当は三越のミニ弁当で決まりですよ(^^)v